上流階級のパーティから逃れ、ジキルはアターソンに誘われるまま、カムデン・タウンにある娼館を兼ねたいかがわしいパブ「どん底」を訪れる。そこには、娼婦ルーシーがいた。「仕事をしている自分と、ほんとの自分を分けている」との彼女の言葉に、ジキルは「別の自分になる」という解決策を見出す。
ハーレー・ストリートの自宅に戻ったジキルは、研究室で自ら開発した薬を服用。ほどなく体に異変が起こる。頭痛、恍惚感、痛みが全身を貫き、呼吸困難に…。ジキルの心と体は、エドワード・ハイドに変わった。「自由だ!」--ハイドは叫び、ロンドンの闇の中へ出てゆく。